
プログラミングを始めたいけど、まず何をすればいいか分からない…。
とりあえず資格とか取ったほうがいいのかな?
こんなふうに悩んでいる人、多いんじゃないでしょうか?
実はこれ、私自身がプログラミングを始めた頃に感じていたことだからです。右も左も分からない中で、とりあえずの気持ちで手探りで独学して、何度も挫折しかけました。
でも、そんなときに助けになったのが「資格を取る」という明確な目標でした。
資格を目指して学習することで、何を学べばいいのかが明確になるし、「この試験に合格した!」という実績が自信にもつながります。
というわけで今回は、プログラミング初心者におすすめの資格を7つ厳選して紹介します! 目的別にまとめたので、きっとあなたにぴったりの資格が見つかるはずです。
そもそも資格って必要?初心者にとっての意味とは?
まず最初にハッキリさせておきたいのは、「資格がなくてもエンジニアにはなれる」ということです。
でも、初心者のうちは特に「何から学べばいいの?」「この勉強で合ってる?」と迷いがち。
そこで資格の登場です。
資格は、学習のゴールを明確にしてくれます。 「この試験に合格するには、ここまで勉強しよう」という基準があるので、無駄なく進められるんですよね。
また、資格を持っていることで「自分はこれだけ勉強しました」という証明にもなります。これは未経験からの就職・転職を目指す人にとって大きな武器です。
目的別!初心者におすすめのプログラミング資格7選
ここからは、目的別におすすめの資格を紹介していきます!
1. ITの基礎全体を知りたい人向け:ITパスポート
プログラミングの前に、IT全体の仕組みを知っておきたいという人には「ITパスポート」がおすすめ。
これは国家資格で、ITの基礎・ビジネス知識・技術要素などを幅広く学べます。難易度もそこまで高くないので、初心者でも取り組みやすいのが魅力です。
参考書やYouTube講座も豊富にあるので、独学でOKです。
項目 | 内容 |
---|---|
資格名 | ITパスポート(国家資格) |
対象者 | ITの全体像を知りたい初心者 |
主な学習内容 | IT基礎・ネットワーク・セキュリティ・経営知識など |
難易度 | ★★☆☆☆(やさしめ) |
学習時間の目安 | 約100時間 |
試験形式 | CBT(コンピュータ試験)、選択式 |
合格率 | 約50〜60% |
おすすめ教材 | いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書、YouTube講座 |
2. 本格的にエンジニアを目指す人向け:基本情報技術者試験
ITパスポートの上位版で、より専門的な知識が求められるのが「基本情報技術者試験」。
午後試験では実際にプログラミングの問題も出題されるため、実装力も養われます。
将来的にエンジニアを目指すなら、ぜひ取得しておきたい資格の一つです。
項目 | 内容 |
資格名 | 基本情報技術者試験(国家資格) |
対象者 | 本格的にIT・エンジニアを目指す初心者〜中級者 |
主な学習内容 | アルゴリズム、プログラミング、情報セキュリティ、ネットワーク、データベースなど |
難易度 | ★★★☆☆(中級) |
学習時間の目安 | 約200時間 |
試験形式 | 午前・午後(マークシート&記述式) |
合格率 | 約25〜30% |
おすすめ教材 | キタミ式イラストIT塾、ポケットスタディ、過去問道場 |
3. Pythonを学びたい人向け:Python 3 エンジニア認定基礎試験
AIやデータサイエンスに興味がある人には、Pythonの入門資格がおすすめ。
Pythonの文法や基礎構文をしっかり学べるので、「とりあえずPythonから始めたい!」という初心者にぴったりです。
ProgateやUdemyで実際に手を動かしながら学ぶのが効果的!
項目 | 内容 |
資格名 | Python 3 エンジニア認定基礎試験 |
対象者 | Pythonの基本を学びたい初心者 |
主な学習内容 | Pythonの文法、変数、関数、リスト、条件分岐などの基礎 |
難易度 | ★★☆☆☆(やさしめ) |
学習時間の目安 | 約40〜60時間 |
試験形式 | CBT(60分、選択式) |
合格率 | 約70%前後 |
おすすめ教材 | 徹底攻略問題集、Pythonチュートリアル、Progate、Udemy |
4. Webアプリ開発に興味がある人向け:Ruby技術者認定試験 Silver
「アプリを作ってみたい!」という人にはRubyがおすすめ。
この資格では、Rubyの文法やクラス、オブジェクト指向などの基本をしっかり学べます。
Railsと組み合わせて学ぶと、Webアプリ開発の基礎がしっかり身につきます。
項目 | 内容 |
資格名 | Ruby技術者認定試験 Silver |
対象者 | RubyでWebアプリを作ってみたい人 |
主な学習内容 | Rubyの文法、クラス、モジュール、オブジェクト指向の基礎 |
難易度 | ★★☆☆☆(やさしめ) |
学習時間の目安 | 約50〜70時間 |
試験形式 | CBT(選択式) |
合格率 | 約60〜70% |
おすすめ教材 | たのしいRuby、Ruby公式ドキュメント、Railsチュートリアル |
5. Webの裏側を作りたい人向け:PHP技術者認定初級試験
WordPressやECサイトでも使われているPHP。
この初級試験は、初心者でも取り組みやすいレベルです。
HTML/CSSと組み合わせて学ぶと、Web全体の理解が深まります。
項目 | 内容 |
資格名 | PHP技術者認定初級試験 |
対象者 | Webの裏側の仕組みを学びたい初心者 |
主な学習内容 | PHPの文法、条件分岐、関数、配列、セッション処理など |
難易度 | ★★☆☆☆(やさしめ) |
学習時間の目安 | 約30〜50時間 |
試験形式 | CBT(選択式、90分) |
合格率 | 約70〜80% |
おすすめ教材 | PHP公式マニュアル、ドットインストール、PHPの絵本 |
6. Javaでアプリを作りたい人向け:Java SE Bronze
Javaは企業の業務システムやAndroidアプリなど、幅広い分野で使われています。
このBronze資格はその入門編で、基本的な文法や構文を学べます。
「スッキリわかるJava入門」シリーズでの学習がおすすめ。
項目 | 内容 |
資格名 | Java SE Bronze(Oracle認定資格) |
対象者 | Javaの基礎を学びたい初心者 |
主な学習内容 | Javaの基本文法、データ型、演算子、クラス、メソッドなど |
難易度 | ★★☆☆☆(やさしめ) |
学習時間の目安 | 約40〜60時間 |
試験形式 | CBT(選択式、65分) |
合格率 | 約60〜70% |
おすすめ教材 | スッキリわかるJava入門、Java Silver対策本、Paizaラーニング |
7. Web制作をやってみたい人向け:HTML5プロフェッショナル認定試験 Level 1
Webサイトの見た目を作る「フロントエンド」に興味がある人にはこの資格。
HTML、CSS、JavaScriptの基礎を広く学べるので、実践的なスキルにつながります。
ポートフォリオ制作と並行すると、転職活動にも有利になりますよ!
項目 | 内容 |
資格名 | HTML5プロフェッショナル認定試験 Level 1 |
対象者 | Webサイト制作・フロントエンドに興味がある人 |
主な学習内容 | HTML、CSS、JavaScriptの基礎、レスポンシブ対応など |
難易度 | ★★☆☆☆(やさしめ) |
学習時間の目安 | 約60〜80時間 |
試験形式 | CBT(選択式、90分) |
合格率 | 約60〜70% |
おすすめ教材 | ドットインストール、Progate、公式ガイドブック |
資格のメリットとデメリットを正直に話す
<メリット>
- 学習のモチベーションが保てる
- 基礎知識が体系的に身につく
- 就職・転職活動でアピールできる
特に「何から始めればいいか分からない人」にとっては、資格が大きな指針になります。
<デメリット>
- 受験料がそこそこ高い
- 実務スキルとは別物
- 学習に時間がかかる
資格を取っただけで仕事ができるようになるわけではありません。あくまで「入り口」として活用するのがベストです。
初心者向けおすすめ学習リソースまとめ
<書籍系>
- いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書
- スッキリわかるJava入門
- 新・明解C言語 入門編
- 徹底攻略Python 3 エンジニア認定[基礎試験]問題集
<動画・Webサービス>
- Udemy:セール時に神コスパ講座多数
- Progate:スライド形式で直感的に学習可能
- paiza:演習形式で手を動かしながら学べる
ポイントは過去問を解きまくる! 資格試験は「慣れ」が命です。過去問を繰り返し解いて、出題パターンを掴むのが合格の近道です。
資格だけじゃ不十分。実践が大事。
資格を取るだけじゃ、正直スキルにはなりません。ここはめちゃくちゃ大事なポイントなので、声を大にして言いたいです。
資格を取る=知識のインプット。それは間違いない。でも、それだけだと「知ってる」だけで終わっちゃうんですよね。
本当に大事なのは、その知識を“自分の手で使ってみること”。コードを書いて、エラーにぶち当たって、「あれ?思った通りに動かない…」って悩む。その試行錯誤の積み重ねが、本物のスキルにつながっていきます。
最初に作るものは、なんでもOK。天気アプリ、ToDoリスト、じゃんけんゲーム、自分用のプロフィールサイトでもいいんです。小さくても、自分の手で一から作る経験が、想像以上に学びになるんですよ。
で、せっかく作ったら、それを“見える形”で残しておきましょう。
GitHubにコードをアップしてもいいし、ポートフォリオサイトを作って紹介してもいい。できれば「なぜこの機能を作ったのか」「どうやって実装したのか」みたいな解説もあると最高です。
というのも、面接や転職のとき、企業が見ているのは「この人、ちゃんと実装できるのか?」って部分なんですよね。資格ももちろん評価されますが、「動くモノを作れるかどうか」が採用の決め手になることも多いです。
なので、資格を取ったら満足せずに、どんどんアウトプットしていきましょう!
この3つをそろえた人って、正直かなり強いです。周りと差をつけたいなら、ぜひここまでやっておくのがおすすめです。
まとめ:資格は最高のスタートライン
プログラミング初心者にとって、資格はまさに学習の道しるべであり、最初の指針となる存在です。
「どこから始めればいいか分からない…」そんな迷いを断ち切ってくれるのが資格の大きなメリット。やるべきことがハッキリし、勉強の計画も立てやすくなる。そして何より、「自分はここまで頑張った」という自信につながります。
とはいえ、資格を取ったからといってゴールではありません。
むしろ本当のスタートはそこから。
資格で得た知識を使って、実際にコードを書いて、エラーと格闘して、自分の中に落とし込んでいく。このプロセスを通して、ようやく“使えるスキル”に変わっていきます。
簡単なアプリを作ってみたり、Webページを公開してみたり、小さなアウトプットの積み重ねが、やがて自信と実力に変わります。
資格はスタートライン。そのあとどれだけ行動するかで、あなたの未来は大きく変わりますよ!